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vol.1 全ての目に見える世界、あるいは環世界

Raffael Barder, Ruida Si

Curated by Ryusei Ichinose

 

2023.1.28 , 1.29, 2.18 - 4.2

12:00 - 20:00

Statement


何かを見るとき、心のうちに現れる表象はそれぞれの形をしている。
世界がどう見えているか、どのような形をしているか、ということは自分にしかわからない。そうした無限に拡大していくような世界の複数性とは裏腹に、主観的世界は、「わかりあえなさ」を必然的に含んでいる。
しかし、私たちはこの孤独があるからこそ、何かを創り、疑い、想像していくことができるのではないだろうか。
この展覧会を構成する作家の一人であるRaffael Baderは、存在する自然風景を融解させ、心象風景とも捉えられるような、多層的な色の重なりをもつ画面を構成し、「まなざす」ことについて思考する。
対してもう一人の作家、Ruida Siは、言語を超えた伝達形式としてのイラストレーションを「Visual philosophy(視覚哲学)」の視点から、我々の中にある事物に対する表象を探る。
それぞれの実践と思索、その結果としての作品が語り、空間を満たすときに生まれくるグルーヴを、事物の概念が接続されていく瞬間を「みつめる」こと。それはあなたの世界と誰かの世界を接続し、そして拡張していくことなのだ。

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Exhibition View

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