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2020年7月26日2 分

児嶋啓多「Augmented/Words in the City」展がMeets by NADiffにて開催

G/P+abpのオンゴーイングプロジェクト、NEOTOKYOZINEの参加作家のひとり、児嶋啓多の展覧会が渋谷パルコ4F、Meets by NADiffで開催されます。

同展で展示されるのはNEOTOKYOZINEで発刊される『Augmented/Words in the City』に収められたAR作品。

AR技術によってヴァーチャルに渋谷の上空に出現する言葉のモニュメント、これらはアプリをダウンロードしていただくことで実際に渋谷でご覧いただくことが可能です。

写真集、『Augmented/Words in the City』も会場にて一足先にリリースされます。

児嶋啓多の実質的なデビュー作『Augmented/Words in the City』は、基本的には、ARの作

品だ。タイポグラフィ、彫刻、写真作品ともいえる。

彼は広告代理店で「広告」をつくっていたのだが、自分のタイポグラフィを拡張して、彫刻として3D化することに「取り憑かれた」。その衝動がどこから来るのかは、わからない。しかし児嶋が直感した「イメージオブジェクツ」としてのwordsは、デザインを超えて、まるで生命体や言霊のように、あたかも「実体」のように成長した。

彼の3Dのイメージオブジェクツを見たければ、アプリをダウンロードして、携帯を片手に、東京の渋谷の街を徘徊することだ。指示された場所であなたが風景を撮影しようとすると、その空中に、児嶋が「拾った」wordsが浮かびあがる。

「who are you」「lose and born」「be nonsense」etc…

それらのwordsは、児嶋がこの数カ月のあいだに渋谷を巡りながら「拾った」フラグメンツだ。彼はその「無意味なものたち」に形を与え、再び街に還すのだ。

さあ、無人の東京・渋谷に出よう。 everywhereそれともnowhere ?

そして、あなたもまた、拡張された東京を撮影するのだ、そして拡散させるのだ。

後藤繁雄「everywhere/nowhere: 2020年の東京で、そして世界で起こっている事態と

シンクロして児嶋啓多が提示している写真の拡張について考える」

児嶋啓多プロフィール

グラフィックデザイナー。1985年 兵庫生まれ、東京を拠点に活動。

2010年 金沢美術工芸大学 視覚デザイン専攻卒業

「Augmented/Words in the City」

@Meets by NADiff 

2020.07.28[火]—2020.08.10[月]

http://www.nadiff.com/?p=19115

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